ワークフローインテグレーション共通設定
各ワークフローインテグレーションに固有の設定を構成した後は、次の設定を構成するようワークフローインテグレーションウィザードにプロンプトが表示されます。
表示設定
まず、「表示設定」セクションが表示されます。ここでは、通知またはチケットの本文に表示するセクションを指定できます。
次のセクションの表示と非表示を設定できます。
- 分類子
- コールスタック
- 属性
「属性」セクションでは、表示を属性名のリストに制限することもできます。表示する各項目を「属性リスト」セクションに追加するだけです。このリストが空の場合、「属性セクションを表示」がオンになっていると、すべての属性が表示されます。
アクション
ここでは、属性のリストにホスト名を表示するかどうかを指定できます。
しかし、このページでさらに興味深いのは、アクションのリストです。これらは Backtrace のすべてのワークフローインテグレーションに適用できるアクションのリストであり、特定の条件に基づいてイベントを除外したり、特定のユーザー名にメンションするテキストをイベントの出力に追加したりできます。これは、Slack などのチャットベースのサービスで特に役立ちます。Slack では、@username などを使用して、特定のユーザー名に注意を向けさせる必要がある場合があります。これは、GitHub などのチケット追跡サービスでも機能します。
送信/フィルター
送信アクションまたはフィルターアクションを使用することで、通知を受け取るイベントを柔軟に決定できます。
デフォルトでは、すべてのイベントが通知をトリガーできます。ただし、1 つ以上の送信アクションやフィルターアクションを追加する場合は、クラッシュ属性が特定の条件を満たしたときにのみアラートを発信するようこの動作をカスタマイズできます。
1 つ以上の送信/フィルターアクションを指定すると、システムでは上から順番に正規表現に対してユーザーが指定した属性がチェックされます。最後の一致が「送信」の場合、システムは最終的に通知を送信します。最後の一致が「フィルター」の場合は、送信されません。
たとえば、あるワークフローインテグレーションについて、「datacenter」属性が「nyc」と等しい場合にのみ通知を受け取る必要があるとします。次のアクションをこの順序で設定します。
- いずれかの属性が正規表現 .* と一致する場合は「フィルター」
- datacenter 属性が正規表現 nyc と一致する場合は「送信」
datacenter
が nyc
の場合、最後の一致が「送信」であるため、通知は送信されます。それ以外の場合は、「フィルター」が有効になります。
一致させる対象の属性は、必ず 「プロジェクト設定」の「属性」セクションで定義します。詳細については、「属性」を参照してください。
アクション設定
- 「属性にホスト名を含める」(1):ホスト名がエラーの属性リストに含まれるようにする場合はオンにします。
- アクションを削除ボタン(2):このアクションをリストから削除します。
- アクションを追加ボタン(3):アクションをリストに追加します。
- 「送信」(4):次のページに進みます。
- 「アクション」:特定の基準が満たされた場合にイベントを送信または除外するか、特定のユーザーへのメンションをトリガーするかを指定します(例:チャットサービスの @username)。1 つ以上の送信/フィルターアクションが指定されている場合は、(上から順番にチェックされ)リストで最後に一致したものが有効になります。
- 「属性」:アクションが実行されるかどうかを判別するために、このカスタム属性に対してテストを実行します。
- 「正規表現」:この正規表現に対して属性をテストします。
- 「ターゲット」:メンションの場合、基準が満たされたときにメンションするユーザーまたはチャンネルを指定します。
イベント/頻度/しきい値
「送信」をクリックすると、UI に次のオプションが表示されます。
- 「名前」:インテグレーションの一意の名前
- 「イベント」:新しいグループが作成されたときにのみイベントを受け取る「グループ」。各エラーのイベントを受け取る「トレース」
- 「頻度」:次のイベントが発生するまでにシステムが待機する最小時間。
- 「しきい値」:「頻度」に関係なく、イベント数の合計がこの数字になると、イベントが発生します。
これらの設定を入力し、「Create Integration(インテグレーションを作成)」をクリックすると、すべて完了です。